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🍺今日はどこいく?夕日の見えるビアガーデンに行く!🍻

    
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🍺今日はどこいく?夕日の見えるビアガーデンに行く!🍻

 9月の半ばを過ぎましたがここ沖縄ではまだまだ真夏の日射しに衰えはみられません。それでも朝夕の風には「あっ!空気が変わったな!」という何かしらの気配が感じられるようになってきた気がします。この季節、鳥や蝶たちもそんな気配を感じ取って、はるばる北へ南へと渡っていくのでしょうか。
 
 ということで、利用者の中にもそんな気配を感じ取った仲間がいましたので、ゆく夏を惜しむためにルーフトップビアガーデンにみんなで渡ってきました!
 
 浦添市にあるホテルアラクージュオキナワが入るビルは13階建で、その9階からは建物からバルコニー状に突出するテラスとプールがあって、テラス席では週末限定でビアガーデンが開催されています。ここからは沖縄本島の西に広がる東シナ海 のエメラルドグリーンの海と沖合に連なる慶良間諸島が目の前に広がり、島の左手の水平線に沈みゆく夕日が一望の下に臨めます。
 
 心地よい音楽と心地よい風。そして刻々と変化するサンセットの美しい風景。その感動を言葉にして伝えようと、ヘルパーのみなさんも日本語の限りを尽くして説明してくださいました。そのおかげで私達のビアジョッキと盲想(盲人の想像というつもり)もフル回転です。
 以下にその説明を聞いて盲想した利用者さんの声を紹介してみましょう。

【女性利用者さんの声】

 ちょうど夕暮れの時間で、空は刻一刻と表情を変えていきました。
私たちはその景色を直接見ることはできませんが、ヘルパーさんたちがそれぞれの言葉で夕日や海の様子を伝えてくれて、その声を聞きながら想像はどんどん広がっていきます。

 同じ夕日や街並みでも、語る人によって表現が少しずつ違っていて、その違いがまた新しい景色を心の中に描かせてくれる。言葉を通じてみんなで空を分かち合えたことが、とても豊かで心地よい時間だと感じました。

 会場の雰囲気も素敵で、まるで旅行先のホテルに来ているような特別感があり、仲間と一緒にリラックスして過ごすことができました。非日常を味わえる時間は、とても楽しくて有意義だったと思います。

 美しい景色を「一緒に感じる」体験を通して、同行援護のありがたさをあらためて実感しました。こんな場を持てたことに感謝しつつ、次のお出かけが楽しみで仕方ありません。

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